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太陽電池は、半導体の性質を利用して、光エネルギーを直接的に電力に変換します。
私たちの身の回りの物質には、無数の電子が含まれています。電子は光を受けると、それを吸収したり、反射したりします。
物質に光が当たると、物質の中の電子が光のエネルギーを吸収します。
エネルギーを吸収した電子は、周囲にそのエネルギーをばらまいて元に戻ろうとしますが、ばらまかれたエネルギーが熱になり、物質全体を暖めます。
太陽の光に当たると暖かくなるのはこのためです。
太陽電池にも同じ事が起きます。
太陽電池の電子が光のエネルギーを吸収します。太陽電池は、この「エネルギーを吸収した電子」を半導体の性質を利用して選別して、外部の電気回路へと押し出します。
取り出された電子は、外部の電気回路の中でエネルギーを発散させてから、太陽電池に戻ってきます。
こうして、光があれば永久に発電が起こります。
太陽電池の種類は、単結晶・多結晶などの結晶系シリコンと、ガリウムヒ素など特別な化合物半導体の基板を使った超高性能で超高価な化合物系のバルク型。
アモルファスシリコンや多結晶シリコンをガラスなどの基盤に非常に薄い膜状に形成した薄膜シリコン系と、化合物半導体の一種で銅とインジウムとセレン、ガリウム等を原料としたCIS系、CIGS系と、酸化チタンについた色素が、光を吸収して電子を放出することで発電する有機物系などの薄膜型があります。
| バルク型 |
シリコン系 |
単結晶シリコン |
初期のもの、高性能の半導体に使われる高品質シリコンを流用、変換効率は14〜17%と高いが高コスト |
| 多結晶シリコン |
鋳型で作ったインゴットをスライスして作る。単結晶よりは低コストで効率13〜15%。一番普及している |
| 化合物系 |
ガリウム砒素 |
効率40〜50%、超高価、宇宙用など特殊用 |
| 薄膜型 |
シリコン系 |
アモルファスシリコン |
効率10〜11%、シリコンを1/100しか使わない低コスト、高温時に効率が落ちない |
| 化合物系 |
CIS
CIGS |
シリコンを使わず工程が簡素低コスト、効率11〜13%ながら試験的に19.5%も |
| 有機薄膜系 |
色素増感型 |
変換効率は5%と低いが、材料費や製造コストが安い。後発でこれから |
| 有機薄膜型 |
有機薄膜半導体を用いたもので、電解液も不要で構造、製法が最も簡単で低コストになる可能性、研究中 |
(2006年)
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